ディズニーの人物紹介

Nine Old Men （ナイン・オールド・メン）

ディズニーにとって縁の下の力持ち的存在だった『ナイン・オールドメン』はウォルトが最高裁の9人の判事からつけ
たもので、ウォルトと共に1930年代から1970年代のディズニーアニメーションの制作に携わり、チーフアニメーター
として数々のキャラクターを生み出したウォルトの片腕であり、ディズニーを築き上げた9人です。

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オリー・ジョンストン　Ollie Johnston　（1912～2008）
　　『バンビ』のバンビ、サンパー等の動物の感情表現を繊細に描く。
　　『ジャングル・ブック』のモーグリーとバルー、『眠れる森の美女』の妖精トリオ、『ロビンフッド』のプリンス・ジョン等。
　　『ピーター・パン』で描いたミスター・スミーはその表情、人物像が彼に酷似しているらしい。
　　『白雪姫』『ファンタジア』『南部の唄』『シンデレラ』『ふしぎの国のアリス』『わんわん物語』『眠れる森の美女』
　　を含む24を超える作品にアニメーターとしてまたディレクターとして携わった。

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マーク・デイヴィス　Marc Davis　（1913～2000）
　　『白雪姫』のクリーンナップ（ラフな絵の清書）を担当。
　　『バンビ』ストーリースケッチおよびキャラクターデザイン。
　　その他、『シンデレラ』、『ピーター・パン』のティンカーベル、『眠れる森の美女』のマレフィセントとオーロラ等の魅力
　　的な女性キャラクターを生み出す。
　　その後、『カリブの海賊』等、ディズニーランドのアトラクションに関わった。

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フランク・トーマス　Frank Thomas　（1913～2004）
　　生き生きとしたキャラクターに鮮明な個性を与えたアニメーター。
　　最も秀逸なのは『白雪姫』の小人が白雪姫の棺台を囲むシーン、『バンビ』のバンビとサンパーのスケートシーン、
　　『わんわん物語』のスパゲッティを食べるシーンなど。
　　『ピノキオ』『ピーター・パン』『眠れる森の美女』『シンデレラ』『ジャングル・ブック』『101匹わんちゃん]』を含む20
　　近い作品に携わった。

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ミルト・カール　Milt Kahl　（1909～1986）
　　択一したデザイン力で、実写映像も参考資料の力も借りずに動きをそのまま描くことができた。
　　『ピノキオ』の人間になったピノキオ、『ピーター･パン』のピーター・パン、『ビアンアの大冒険』のマダム・メデューサ、
　　『メロディー・タイム』『イカボードとトード氏』『シンデレラ』『わんわん物語』『101匹わんちゃん』『ジャングル・ブッ
　　ク』等に携わる。
　　

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ウォード・キンボール　Ward Kimball　（1914～2002）
　　『白雪姫』に参加したものの最終段階でボツに。
　　『ピノキオ』のジミニー・クリケット、『シンデレラのルシファー、『ふじぎの国のアリス』のトゥイードルディー＆トゥイー
　　ドルダム。
　　その後ディズニーランドのアトラクションにも関わった。

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エリック・ラーソン　Eric Larson　（1905～1988）
　　『ピノキオ』のフィガロのパントマイム、『ファンタジア』の田園のペガサスのシーン、『シンデレラ』のベッドを整えるシン
　　デレラを手伝う鳥たち等、空を飛ぶものを得意とするアニメーター。
　　『白雪姫』『ファンタジア』『バンビ』『シンデレラ』『ふじぎの国のアリス』『ピーター・パン』『わんわん物語』『眠れる
　　森の美女』『ジャングル・ブック』等に携わる。

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ウォルフガング・ライザーマン　Wolfgang Reitherman　（1909～1985）
　　『ファンタジア』春の祭典の恐竜、『ピノキオ』のクジラのシーン、『眠れる森の美女』のフィリップ王子とドラゴンが戦う
　　シーンを手掛ける。
　　『ミッキーの消防署』を始めとする30を超える短編、『白雪姫』『シンデレラ』『ピーター・パン』『わんわん物語』『101
　　匹わんちゃん』『ジャングル・ブック』等に携わる。

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レス・クラーク　Les Clark　（1907～1979）
　　『ファンタジア』の魔法使いの弟子のミッキー、くるみ割り人形の妖精。
　　短編作品でのミニー。
　　『ピノキオ』『ダンボ』『ラテン・アメリカの旅（Saludos Amigos）』『101匹わんちゃん』『南部の唄』『シンデレラ』『ふし
　　ぎの国のアリス』『ピーター・パン』『わんわん物語』等20近い作品に携わる。

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ジョン・ラウンズベリー　John Launsbery　（1911～1976）
　　『ピノキオ』のギデオンとファウルフェロー、『シンデレラ』のネズミとルシファー。
　　『わんわん物語』のトニーとジョーの演奏は彼が手掛けた中で一番の名シーン。
　　『動物園のプルート』など数年の間プルートの短編を手掛ける。
　　『ビアンカの大冒険』『くまのプーさん』ではディレクター。
　　『ダンボ』『南部の唄』『ふしぎの国のアリス』『ピーター・パン』『わんわん物語』『眠れる森の美女』『ジャングル・
　　ブック』等に携わる。

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Disney Legends　（ディズニー・レジェンド）

多くの才能と想像がディズニー・マジックを生み出しましたが、その功績を称えるために1987年ウォルト・ディズニー・
カンパニーが創設した賞がディズニー・レジェンドで賞は毎年ウォルト・ディズニー・スタジオで与えられます。
ディズニー・レジェンドは審査委員により選ばれ、委員長はウォルト・ディズニーの甥ロイ・E・ディズニー（1930～2009）
が務めていました。
ナイン・オールド・メンの9人は1989年に賞を授与されたディズニー・レジェンドでもあります。

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ビル・ジャスティス　Bill Justice　（1914～2011）
　　ディズニー・スタジオのエース的存在のアニメイターでした。
　　チップ＆デール、『バンビ』のサンパー。
　　『ファンタジア』『ピーター・パン』『メリー・ポピンズ』など名作映画のキャラクター作りや特撮に力を発揮。
　　『カリブの海賊』等、ディズニーランドのアトラクションに関わる。
　　1996年にディズニー・レジェンドを授与される。

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ケン・アンダーソン　Ken Anderson　（1909～1993）
　　『ピートとドラゴン』のエリオット、『ジャングル・ブック』のシア・カーン。
　　『ピノキオ』『ファンタジア』『南部の唄』等に携わる。
　　ディズニーランドのアトラクションに関わる。
　　1991年にディズニー・レジェンドを授与される。

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ジョン・ヘンチ　John Hench　（1908～2004年）
　　アニメイターであり、数多くのテーマパークプロジェクトも手掛ける。
　　Walt Disney Imagineering（パーク・アトラクションの企画・クオリティー管理等の会社）の上級副社長でもあった。
　　ディズニーの映画やテーマパークを語る時に必ずと言っていいくらいに名前が挙がり、ウォルトが次々と生み出す
　　アイデアを、ゲストが心地よいと感じるデザイン、色に具体的に仕上げていった人物。
　　東京ディズニーランドにも携わる。
　　ミッキーの公式肖像画家でもあり、ミッキーの25歳、50歳、60歳、70歳にミッキーの肖像がを発表している。
　　1990年にディズニー・レジェンドを授与される。

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カール・バークス　Carl Barks　（1901～2000年）
　　アニメイター。
　　職を転々とした後漫画家となりドナルドがデビューした翌年の1935年にディズニー・スタジオに入社。
　　短気でトラブルメーカーでしかなかったドナルド・ダックを現在の感情豊かなキャラクターに育て、一躍人気者に
　　仕立て上げたドナルドの「育ての親」。
　　ドナルド・ダック達が住む町ダックバーグを思いつき、スクルージ、グラッドストーン・ギャンダー、ビーグルボーイズ、
　　ジャイロ･ギアルース、マジカデスペルなどを生み出す。
　　1942年にコミック本を手掛け始め1966年に退職するまで制作し続ける。
　　1947年にはスクルージ・マックダックをコミック『Christmas on Bear Mountain』でデビューさせる。
　　退職後は多くの絵画（約150枚）を制作。
　　1991年にディズニー・レジェンドを授与される。

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メアリー・ブレア　Mary Blair　（1911-1978年）
　　カラー・スタイリストでありデザイナー。
　　アメリカのオクラホマ州生まれ。
　　1939年にウォルト・ディズニー社に入社。
　　「南部の唄」「メイク・マイン・ミュージック」「メロディ・タイム」「イカボードとトード氏」「シンデレラ」「ふしぎの国のアリス」
　　「ピーター・パン」など多くの作品に携わる。
　　アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のデザインも手掛けた。
　　1991年ににディズニー・レジェンドを授与される。

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